車窓から

君といつも待ち合わせた
この駅を

今日この列車は
あまりにあっけなく
通過していく

平行して走る
海沿いの高速道路

深夜に君を乗せて
そっと走ったものだが

今日この列車は
そんなことにはおかまいなしに
あっという間に駆け抜けていく

まるでそんな思い出などなかったかのように・・・

車窓から眺める景色は
あの頃と何もかわらない

俺の思いも
あの頃のままだ

でも

俺の心は置き去りにされて
時は当然のように流れていくのだ


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コメント

No title

俺の心は置き去りにされて
時は当然のように流れていくのだ

とても共感できる言葉です。
私もそんな経験がありました。
心だけが置き去りにされるとなんだか寂しいですよね。

Re: No title

あるこさん、いつもありがとうございます。
変われずにいる自分に気がついて、
呆然とする、
といった感じでしょうか。
周りの人が皆、今を追い求めているように見えるのですね。

No title

こんばんは、天衣無縫男さん。

心を置き去りに時が去って行く……

人間の永遠のテーマですね。
私が執拗に追及して来たテーマでもあります。

表現者には生来的に体内に宿る、ふと自分が足を止める固有の感覚があるようです。それは知らず個々の詩作品の底流に流れ、自分自身がそれに気付いてはっとすることがあります。音楽で例えれば個々のバリエーションに流れる通奏低音のように。

天衣無縫男さんの詩に心が留まったのも、私の感覚に似たものを感じたからかも知れません。

この詩などは特にそう感じます。
シンプルながら良く出来ていますよ。

Re: No title

こんばんは、ブルームーンさん。
いつもコメントをいただき、ありがとうございます。

留まってはいけないとわかっていても前進できない、
時に置き去りにされる感覚ですね。

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Author:天衣無縫男
詩は心の叫び
閉ざされた心を解放できる
前向きに生きていても
澱のように
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